内藤明美先生のリサイタル

私には、何人かの恩師と呼べる人がいる。
どの方も、みな、素晴らしい方ばかりだ。
その中の一人、先生。
私が、東京音楽大学に入る前の付き合いの先生。
が、リサイタルを開きます。みなさん、来てくださいね。

寡黙の中に、芯がある。
女性らしい、揺るがない、風と共に去りぬの、スカーレットオハラの大輪の花というか。。。
不思議なご縁といえば、ご縁なのです。
先生のもとで、主に学んだものは、ドイツ歌曲なのですが、
精神の安定とか、音楽への愛とか、女性として、とか、さまざまなことを学びました。
日常的に、何があっても、音楽だけは揺るがない、
そんな迅速さにも惹かれたのです。
海外留学の道も、なんとなく、そのインスピレーションを先生から与えられたような気がします。
私は、先生のもとで、何を求めたわけでないけど
むしろ、無意識の内に私を音楽性を支えてくれたのだと思う。
でも、先生のご縁で、私を支えるソルフェージュ能力がある伴奏者を手に入れることが出来た。笑
そして、今、私は、徐々に人を育てる側になりつつある。

そういえば、
みな、
共に年取っていくものなのですね。

若い頃美しいと、年とった時には悲しい、というが、
ある古い映画で、プロポーズの言葉が、
「一緒に年とってくれる?」
なんて、美しい言葉なの?

勿論、これらは、アーティスト同士にもあるような気がする。
共に、魂と重ねてきた年月や、魂の成長の部分、
波長があわなくなれば、自然と淘汰されていくものだし、

内藤明美先生の伴奏は、平島誠也先生。
もう、私は、生徒として、10年以上、内藤先生と平島先生のドイツ芸術を
築き上げるリサイタルを見てきてますが、そのデュオは全てを超えてきます。

私は、伴奏者は、男女問わないと思います。年齢も問わない。キャリアも問わない。
たまたま、その時、あった方、縁があった方が必然と、その会場にいつの間にか私の隣にいらっしゃられます。

自分がソプラノ歌手である限り、伴奏者は、一生、必要な存在で、
これは人間関係がつきまとう仕事としても、核心の音楽としても、永遠のテーマです。

例えば
年下なのに、この子が私についてきてくれるだけで安心するとか、
何か、音楽以外の魂の部分もあるのではないか。
また
それこそ、肉体や呼吸の数ミリの違いが、演奏を狂わせることもある。
時に伴奏者が、緊張感を整えてくれる時もあります。

これが、演奏会のチラシ 11月7日 オペラシティ リサイタルホールです。
チケットの問い合わせは、私までお声をおかけくださいね。 
演奏会で、私を見かけたら、声をかけてくださいね。
どうぞ宜しくお願い致します!
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