涙の星 ーリューの愛ー

トゥーランドットの物語り
古代中国の姫、トゥーランドットは、絶世の美女でした。
自分の祖先の王女が異邦人によって無残に殺されていた事実を知り、
その恐怖心から男嫌いになって、そして、とんでもないお触れを出しました
「自分を妃にできるのは自らの出題する3つの謎を解けた者でなければならない」
「もし謎解きに失敗すれば処刑とする」
多くの他国の王子が謎解きに失敗しては、その度に彼らを処刑されました。
 
ある日、祖国が滅んで北京に逃げ延びていたダッタン王国のカラフ王子は、
やはり逃げ延びた父である王とその奴隷女で召使のリューと再会します。
リューはカラフ王子を密かに慕っていたのです。
そして、しばらくは穏やかな生活が続きますが
カラフ王子はトゥーランドットの姿を見るやいなや一目惚れをしてしまい、
謎解きに挑戦して見事に全ての謎を解いてします。
この期に及んで「誰のものにもなりたくない!」と、
だだをこねるトゥーランドットを見て、
彼は、「夜明けまでに私の名前を言い当てれば死んで差し上げます」と、逆に問い掛けるのです
 彼女は王子の名前を人々から聞き出すため、北京中に「今夜は誰も寝てはならぬ」とお触れを出す。
血眼の彼女をよそ目にカラフはあざ笑うように
有名な曲「誰も寝てはならぬ」を歌い出します。
まもなく、女奴隷リューが連れ出され、名を白状するようリューは拷問にかけられるが、
どんな拷問を受けてもカラフ王子の名前を明かそうとせず、役人の剣を奪い自殺してします。

最後、「その名は愛」ということで、終わります。

一応、お話・ストーリーに基づいて詩を書きました。そういえば、この曲を、一番、はじめに女性が歌いだしたのは、サラ・ブライトマンでした。その次に、キャサリンジェンキンスが歌っています。

パバロッティの18番とも言われていますが、はじめて聞いた印象は、清潔感がある曲だと思いました。
私は、音楽には、国境はないと思っています。素晴らしい音楽は、ジャンルも超えます。
そして、時代の流れや変化もあります。
2007年の私の精一杯の試みです。