果てしない夢

果てしない宇宙の話、果てしない夢の話・・・果てしない人生の話・・・こないだは、大作曲家の渡辺俊幸先生と5時間もの間、話し込んでしまいました。なんだか、とてもうれしかったです。いろいろなことを含めて。なんだか芸術家として平等な出会いが出来た感じがして、とても幸せ。こういう出会いって、芸術家としてうれしいな。というか、気がついたら、それだけの時間がたっていたのですよね。

そして、先生は、「夢は、思えば、必ず叶う」・・・形になるとおっしゃられました。
あぁ・・そうかもしれない。
私、先生の曲、一生懸命、練習してつきつめないといけないわ・・と思いました。

なんと、先生に初めてお会いしたのは、チャイコフスキー国際コンクール出発の前日の日でした。
2年前に書いた私の中での自己満足で終わるはずだった詩がきっかけとなりました。

ただ、その前に、もっと言うと、私は、クラシック以外の音楽も歌える。という自分自身の自信がつく出来事もありました。10年間以上も、私は、クラシックしか歌わない。と決めていた高い高いの壁は、そこで壊れたのです。それは、あるひとつの出来事を境にありました。とても感謝しています。いつか、壮大なオーケストレーションで歌うことは私の夢でしたから。

価値観の一致、求めている理想郷の一致、会話の一致、渡辺先生の世界と私の世界があった、その瞬間でした。私は、確信しました。
先生とは、一緒に、経済も天上の世界も地上の世界も動かしていく方だと。
5時間の会話は、無に感じました。時の流れを忘れました。
その時、無の状態から何かを創造する芸術家とそれを表現する歌手の関係で、どちらが請け負い、どちら頼む立場ではないということを。

夢は思えば、必ず叶う・・・

地上の世界のことにしても、先生に出来なくて、私に出来ることがあるような気がしました。
5時間もの会話で、この地上で塵となって消えてしまう物質と物質の出会い以上の、もっと何数億年も残る崇高な魂と魂の出会いをものすごく感じたのです。
この瞬間、私は、心から、何か先生のお力になりたいと思ったのです。本当に。