心の中
私は、感動をしたら、正直に感動を伝えます。
ある作曲もなさる方の一音は、本当に、こころが痛くなります。
今まで、数年間、目をふさいでき傷や過去、見たくなかった自分を見てしまうのようで・・なぜなら、この世は、自分自身を知らない方が、生きていきやすいからです。
私の中で、どこかあきらめの境地や、心の中で、逆風が吹き荒れた幼年期時代・・
だから、自分自身に鞭を打って、強く生きてきたのに。
愛を求めて荒野をさまよう、流浪の旅を続けるピアノの詩人というべきでしょうか?前向きにですが・・
だけど、旋律が、魂が救われないまま、なんとなく終わっているような気がして。。
絵本のように美しいのですが・・その旋律が妙に悲しいんですね・・
あなたのその笑顔
私はいつも救われる
夜空の星さえも あなたに見える事はない
心の翼ひろげて あなたの目になって
美しい星空を描きます
いつまでも
木の上 鳥たちのさえずりさえも聴こえない
あなたの側にいる私の手さえ掴めない
心の翼ひろげて あなたを抱きしめて
大空に舞う夢を伝えます
私の愛
なんとなく、こころ の曲に詩がついてしまいました。これは、目も見えない、耳も聞こえない、手足も動かない子の面倒を看る立場になって書いた詩です。
ただ、本当の意味で、目が見えないのは、健全な私たちの方かもしれません。神様の声が聞こえないのは、彼らたちよりも、私たちなのかもしれません。
この歌を歌っていて、なんだかとても苦しくなってきました。泣けてきました。胸が苦しくなってきました。思い出したくない過去まで思い出してきました。でも、アーティストは、舞台上は、感情におぼれては歌えなくなってしまいます。し、この世の中自体も、感情に溺れては生きていけないところです。アーティストにとって、舞台上とは、技術をコントロールする場所です。
「人は、本当に辛いときは、慰めの言葉など届かない場所に心をおくようになると・・そんな時は、言葉にしなくてもいいから、ただ大事に想って見守ったり、触れていられれば、と・・」
音楽は、全てを超えます。私自身も、過去への望郷の念を感じたのは、生まれて初めてです。
だからこそ、このピアニストさまの音楽は、心に深い傷をおった人のこころに届くのだと思います。
真実は、自分のこころに入ってくると、悲しくなる。
でも、このピアニストの方の音楽は、身近な愛。恐らく、かわいそうな方がいたら、身近に近寄ることができるような素晴らしい愛・・なのかもしれません。
この世の中に、憎しみやいろいろな感情がなければ、喜びや愛も存在しないのかもしれませんね。