学生の時間

もう、一度、学生をやりたい・・音楽だけのことを考えることが出来る日々・・

私は、モスクワ音楽院の校舎は好きです。アンティークな作りだからでしょうか?モスクワの場所で、一番、落ち着ける場所です。勉強できる環境に来ると、心を落ち着くのです。

レッスンの時の音楽の音・・

もう、一度、学生に戻れたら・・そういえば、私のロシアとフィンランドの先生は、二人とも、ボリジョイ劇場の歌手でした。
今は、サンクトペテルブルクの方が、治安が悪いです。外国人排斥運動で刺されたり、怖いです。

勿論、素晴らしい芸術家として。共産国では、同じ共産国同士でないと、留学できません。

私の先生は、コンセルバトワーリで一番、偉い先生なので、元共産国北朝鮮に招かれているそうです。北朝鮮の芸術家たちは、有名な教授を招き、レベルを上げていっているのです。

ポーランド人は、ロシアに留学します。同じ政治体制だからです。
北朝鮮の方は、ロシアのコンクールしか受けられないと聞きました。同じ共産国でないと留学できなかったり、コンクール受けられないなんて、かわいそうですね。やはり、芸術というのは、共産主義の時代の産物なのでしょうか?

フィンランドにいた頃、まさか、ここの国と縁を持つことは出来ませんでした。といっても、私がロシアと関わりをもった期間は、フィンランドにいた時期から、短期間なのです。

障害者に対しては、フィンランドの方が優しいです。フィンランドは、落ちこぼれをださない国です。下がいないので、世界1の学力を誇っているのだと思います。あらゆる意味で、優しいと思いました。
フィンランドは、ロシアから独立したのに、もう、大違いです。言葉が全然、違います。人の歩くスピードが違います。水が違います。

例えば、ロシアの地下道で、物乞いをしている老人と子供達・・そのような方は、フィンランドヘルシンキにはいませんでした。

人間が、この地上でこの肉体が降り立っている数年間だけのことですし・・
どこの国に生まれようと、人間は、ひとつの生命体と考えれば、みんな同じだと思います。