モスクワ遠征



行ってきましたー! モスクワ・・

実は、私、日本からアエロフロートでモスクワに行くのは初めてなんです。

なんと、最後、空港で迷子になってしまいました。いつもは、フィンランド経由でしたから。一年前までは、ヘルシンキからロシアでしたから。

アエロフロートは、ロシアの航空会社だから、なんて、言われていましたが、思ったよりも、食事は大丈夫でした。JALのたくさんの人を詰め込むジャンボ飛行機の方が、最低です。

今回のモスクワ遠征は、とても実り深いものでした。
私の声楽技術的にも、ものすごく大きな発展があったかと思います。先生は、毎日のレッスンの他に帰国の日にも、レッスンをしてくれました。

私は、ロシアでいやな目にあったことはない・・これは、もと共産国で助け合いの精神と、あと、ロシア人にとって、日本人イコールビジネスになる・・という両方の目的・理由でしょうか?

この10年で、大きくモスクワは、変わりつつあります。共産主義が壊れてからのロシアですから、その真の情報は、日本に入っていないのでしょう。

それこそ、貧しくて食べるものがない・・食べ物を買うために長蛇の列・・
、外国人がビザをとるためのホテルで、朝食付きだけのホテルで一泊5万円という外貨稼ぎの目的のホテルだったというのは、1990年のチャイコフスキー国際コンクールの見聞録で有名ですが・・今でも、ロシアのホテルといのは、ビザが必要な外国人のために、ビザがとれるホテルとして高額に設定されてあると思います。ビザ代で、国がお金儲けをしているのでしょうか?

ウクライナは、去年、ビザなしでも外国人が入国できるようになりましたから。)

ですが、この10年で大きく変わりました。

今、モスクワの物価は、東京より高いです。
ロシアは、全く、英語が通じません。普通のおばちゃんでも、英語が話せるフィンランドとは大違いです。

この違いは大きいです。ロシアでは、英語が話せても意味ありません。ですが、フィンランドでは、フィンランド語が出来なくても、英語が話せれば十分です。

白タクでは、ドルを求められます。ロシア人は、自分の国の通貨ルーブルを信じていません。いつ、自分達の通貨が破綻するか分からないと思っているみたいです。でも、ここ10年で、ルーブルの価値は、ものすごく上がりました。モスクワには、世界1高いビルが建つそうです。

この国は、博士、研究者、医者、高い教育の人は、みんな貧乏人だ。税金もないかわりに、国民を守るシステムが何も出来上がってないそうです。大學の先生の給料は、野菜を買う程度の給料。だから、みんなアルバイトをしている。と言っていました。あの北海道の上の島に住んでいる北方領土の方は、ロシア人も日本人も、かわいそうです。

資本主義化すると、芸術文化は、だめになります。資本主義化すると、大衆芸能がもてはやされる時代になります。
究極の善と究極の悪が、混沌とする国・・

私は、芸術家ですから、人の言ったことよりも、目の前にある真実を信じようとします。

物乞いをする方がた・・でも、彼らたちは、神様の目から見て正しいかもしれません。罪はありません。ただ、純粋に訴えているだけなのです。