演奏会
7月15日に演奏会があります。
http://www.geocities.jp/youkotsukuda/consert.htm
(あまりブログの効果は信用していないのですが・・。)
演奏会前って、どうしていつもこんなに忙しくせわしないのでしょう。
ピアニストとのあわせや音楽の他に当然の如く、日常の生活もあります。
フィンランド留学の時は、先生は演奏会前にレッスンをしてくれました。国立オペラの本番2時間前とか・・その時、奇人・変人だと思いました。例えば、2・3日ごとにスケジュールが入っていて、今日はこの国にいて、次はもう違う国にいるような日々を送っているような売れっ子アーティストは、いったいいつ日常があるのだろうか?舞台の上が日常になってしまうのだろうか?
オペラ・声楽って、なんて贅沢な芸術なんでしょうか?本当に・・手芸のまるでダイアモンドを散りばめたドレスのようです。ピアニストを雇って、一流の先生のところにレッスンして、ドレスにも気を使い、練習場所を確保して・・
あと、やはりマイクを使いませんから、体調や食べ物には気をつけます。
あまり余計なことは考えないように、座禅をしたりします。
3日前の食事が、3日後の顔に表れるといいますが、声楽の場合、もう何年も前の人生経験が、現在に昇華されて、1週間前からの精神状態や食事が顕著に現れやすい楽器のような気が致します。
だけど、演奏家は、本番を踏まないと成長しないんですね。たとえ、どんなに小さい舞台でも・・
舞台の責任を持つことによって成長できるというのはあると思います。
なかなか今の日本の社会ですと、お客さんの方も演奏する側も、余裕をとるのは難しいのかもしれませんが・・
声楽は、見返りを求めたらやっていられないことだと思います。を持たされることによって、成長することもあると思うんです。
「春霧」の風景です。