フレミング


レミングの自伝を読んだ。
自分の前世は日本人だと語っているようだか、演奏を聴いたときに、なんて繊細な人だろう。と思った。
もちろん、プロだから理性や客観性はあるのだが、本当に感受性が強い人に思えた。

そして、なんと言っても美人・・才能があるから、美しくあるように努力できるのか、それとも美しいから才能が開くのかは、よくわからない・・

また私生活では、2児の娘シングルマザーだと聞いて、ああ・・なるほど・・と思った。音楽を聴きにきている人間にとっては音楽が全て・・なので私生活はどうでもいいこと。しかしながら、その生きていく緊張感が、女性としての美しさをひきたたさせているように思えた。

学生時代、あまり興味はなくて、イメージ的に歌のテクニックが先走っているようなCDばかり聞いていたので、見事のそのイメージが変わった。

マリア・カラスは生涯、独身で母になることはなかったが、フレミングは母としての感性、繊細さ、また女性としての現役さえも感じられる。だから舞台を見ていても素敵な気分にさせてくれる。

http://www.universal-music.co.jp/classics/release/artist/ha/renee_fleming.html