「光芒」


「光芒」

真実を伝えるのって、難しいですね。あまりにも、本当のことを言いすぎると、人間は拒絶反応を起こします。

私は、芸術家で、真実を訴えかけるのがうまいのは、なんといってもピカソの「ゲルニカ」だと思います。
婉曲に・・でも、確実に奥をついているというか・・

でも、数々の歴史的名画や、名演、音楽、文化の裏には、必ず、政治的背景があります。

芸術家の役割とは、その時の政治的背景を訴えかけることかもしれません。

共産主義の時代に、たった一つの光。救いを求めた素晴らしい芸術・・愛・・

ピカソゲルニカにしても、婉曲な形で、いえ、近い形で、後世の方にも訴えかけています。


権力闘争・・宗教戦争・・これらは、芸術と大きく関係があると思います。

身近な例ですが、フィンランドの民主主義の政治家と、
日本の資本主義の政治家は、タイプが違います。

ただ、少数民族で民主主義やっている国と、人口が多い島国・・アメリカとつきあっている日本では、全然、比較にならないと思います。

政治家というのは、いつの時代でも、トータルを見ている存在なのです。一本の木を見ないで、森を見ている存在です。大きな海を見ている存在です。 人間個人よりも、流れを見ているのです。まして、そこに権力闘争の問題などが入ったら、大変です。

いろいろなことを思いますが、事には想像を絶することがある。と分かっています。

ただ、どんなに冷静になっても、やはり人間は人間・・

やはり、芸術家は、最後の最後は、弱者の味方ですから。

昨日、ある本を読みました。その本には数々の日本の問題のことが書かれておりました。
これらの問題を解決するには、きっと膨大な時間と知識を愛が必要なんでしょうね。本当に、本当に、人間の業を感じずにはいられません。

賢者は歴史から学びます。
その筆者の感想を一言で表すと「光芒」です。