関内ホールのリサイタルが終了しました。ありがとうございました。1





今回の関内ホールリサイタルが終わりました。
終わった後も、次のコンサートのリハーサルがあったりと、更新が遅れていました。

関内ホールのリサイタルは、音楽以外にも、
私にとって、ものすごく、色々考えさせれれるステージでした。
今回は、入場金が900円と安いということだけあって、
いろいろなことを実験的に、やらせていただきました。
(個人的には、やってよかったと思う部分と、やらないほうがよかった?と思う部分があるのですが・・)

私にとって、神の試練だったのかな。
もともと、私は、長い間、リート(歌曲)歌手の専門(ピアノの前で歌う歌手)として、
私は、そのプロフェッシャルです。
技術的にも、私は、相手の呼吸を察知するのは、うまいですし、
わたくしの一番の得意分野ですし、
(そんな中でも、技術で割り切れない深い精神世界がありますが)
やはり、長い留学期間や勉強の機関で鍛えられたせいか、それに関しては、
熟練していると思います。

しかしながら、それでは、今の時代に対応できない、
マイクや機器が生まれた以上に、
それを生かした芸術をしないといけないと思っていました。

普通なら、生のアコースティックにあこがれるのでしょうけど、
私の場合は、逆で、マイクをつかった大量生産できるポップス業界にも、憧れをもっていました。

でも、なんだか、今回はそれが、裏目にでたようですぅぅぅ・・・・・・・(涙)

でもね、「アメリカ兵のピストル」と「刀をもったラスト侍」の戦いでないけど、
最後まで、侍精神は捨てられない、それこそが、最後に残るものなのですね。

この伝統的な精神、生音の感動(生音をいかした演奏)は、
何事も変えられない最後まで残る希少価値なんですね。

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それにしても、わたくしの大ホールの演奏会におつきあいくださいまして、ありがとうございました。
随分、笑いも言うオマケもと取ってしまったようです。

経営の部分でも、(900円で)やはり、理想論だけでは行かないということも学んだ次第です。
本当に、神奈川地区の多くの方がたに、ご協力していただきまして、
また、聴いていただきまして、感謝の気持ちに耐えません。

それにしても、私自身、気をつけないといけないなと思うことがあります。

芸術家は、ただ、目の前のことを、やるのみなんですね。

ただ、本当に、音楽に真摯でないのなら、当の昔に、今頃、つぶされていると思いますし、
でも、これから、まだまだ、いろんなこと、やってみたいですね。

これから、もっと、もっと。

自分自身にチャレンジして、現実にチャレンジして、世界の一流にチャレンジしていきたいですね。