この瞬間にも世界のどこかで戦争が・・

この瞬間にも世界のどこかで戦争が起きています。

ロシア軍機、グルジア爆撃 本格戦闘突入の懸念
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/K2008080803950.html

グルジア情勢:米国が育てたグルジア軍とロシアの闘い
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080811-00000000-wvn-sci

胸が痛みます。

なぜ、人は、争いことをするのでしょうか?
グルジア共和国は、とても小さな国です。
第13回チャイコフスキー国際コンクールのモスクワの世界大会を受けるにあたって、
(2007年4月26日、5月3日の日記を参照。)

その当時、グルジア人の通訳さんが私に付きっきりでした。
モスクワの教授のやりとりやチャイコフスキーの家などに、
連れていっていただきました。

教授とのやりとりの合間に涙ながらにグルジア人の通訳さんが私に話した事がありました。

あまり知られてないけど、ロシアの周りには、たくさんの小さな国があります。
ペレストロイカが起きて、
電気が点かないとか、暖房するにも燃料が不足しているとか
・・・・・この大国ロシア音楽の裏には、たくさんの報道されない愛とか正義、たくさんの生命の犠牲や血、
そして壮大な歴史を背負っていることを教えていただきました。

戦争が起きて、涙ながらに、愛と平和を訴えた作曲家たち。
楽譜に書きつめた想い・・・
それを受け止め演奏する歌手。

それでも、虐殺された音楽。
報われないのだけど、
そこには確かに安らかな音楽が存在していたのです。

戦争や貧しさの中で、書いた作曲家の思いや真実は、100年超えた後も残っています。

それらを理解し、作曲家がたどった散歩道を、私も歩いてみたのでした。

なぜ、人は、争うのでしょうか?
誰もが幸せを祈っているのに。

「NO MORE WAR!」
その心の叫びは、届かないのでしょうか!

そう、ビートルズだって、みんな歴史に名を残すアーティストは、「愛と平和」を訴えました。

自分さえ良ければいいと思う人が、
居なくならなければ、永遠に続くのでしょうか?

本当の平和は、人の心の中にあるのだと残念に思います。
そうですね。
本当に、そう、

あのナチの時代のユダヤ人作曲家も同じです。
映画の「シンドラーのリスト」や、
イタリア映画「ライフイズビューティフル」を鑑賞しても分かります。


愛と平和を唱える宗教ですら、神の名の元に
宗教同士の殺し合いや闘争もずっと耐えません。
心に平安を保ち、争わない生活を過ごしたいものです。

そのための、繊細な努力も必要でしょうが、
そのためには、潔さや勇気、
相手に思いやりと持ちつつも、伝えるべきことは真実をもって伝え、
相手と自分のことを守りつつも、
なおかつ、人や物を客観的に捕らえて、
前に進む努力をしたいものです。

譲る、あきらめる、許す。
それが出来るようになるには、、
自分自身や日々の生活に、
平和や思いやりの心を持ち続ける、
そして、人間としても成長する努力をする
これらの事は
大切なことなのです。

こんな、こだわりを持つことは、幸せにつながること、そう思っています。