天才ピアニストKさま

今日は、ある作曲家兼ピアニストさまとのあわせでした。

正直、曲が仕上がってきたとき、なんて素敵な曲なのかしら・・と思い、その次に、

「絶対にクラシック音楽しかやってきてない私には歌えない」
と思いました。

もう、これは、水と油の関係かしら?
使ってきた専門用語や生きている業界や捉え方が違うんだわ。と思いましたが、
でも、あきらめる前に、もう、一度、理解してみようと思ったのです。
ピアニストKさまの生き方を。
それには、まず、音楽を聴くのが一番、早いと思いまして、
CDを購入させていただきました。

CDを聞いたとき、あぁ・・フィンランドと同じ情緒溢れるセンチメンタルな旋律だわ。って・・
なんだか、理解できるような気がしました。

Kさんの世界に近づこうと努力する気持ちがおきました。

そして、あわせの時は、音を合わせたときに、その問題は解決しました。
一揆に胸の氷が解けたような気がしました。

ただ、第1回目のあわせから、感性は
ぴたっとあったような気がする。

あれほど、どうしよう、どうしよう と思っていたのに。笑

なんだか、とても、とても素晴らしい素敵なピアニストさまでした。なんというか、音が優しいというか・・それは、私は心にも響いてきました。

いえ、これはもとからもつ感性や心の問題でしょうか?

なんというか、こころにあわせてくれるのですよね。優しいんですよね。長い間、高校卒業してから、クラシックしか歌ってこなかった私の深くて、重くて、高い高い壁は、この瞬間、崩れたのでした・・・・

あ・・後から、血液型と星座を聞いたら、私と同じでした。笑
だからかなぁ・・・
水の星座だからかなぁ。

不思議ですね。クラシックの頂点を目指したときに別の出会いがあるのですから。

孤高なるピアニストの詩人・・・の調べ・・・音楽家も、聖職者と同じなんですね。そう言った意味では・・この俗世を、浄化させる役割を持って生まれてきているということは。

それにしても、作曲家兼ピアニストKさんの旋律は、なんだかとても胸がいたむのです。

癒しの世界なのに、どこか悲しいです。
でも、最後は、人は、救われて終わりたいです。死ぬときも。
そう、人間が、地上から離れるときも。

...........................

それにしても、あわせをして、もっと、曲が深まってよくなった気がする。人間らしさがでたような気がする。あ、ピアニストKさまは俳優業もしているようです。どんな俳優業なのかな・・

人生は一度だけですから。
私が、フィンランド歌曲を歌っていたときに、この素晴らしいピアニストさまと出会えばよかった・・
フィンランドの情緒溢れる叙情歌と同じ世界だわ。
でも、その頃は、今のような技術はなかったのでしょうね。
人生は、そんなもの。

クラシック・・自分自身を制するもの。ある意味、無になって、技術を磨く作業は、魂を浄化させるもの。だけど、
長い間、冬眠していた感性が呼び起こされる瞬間と、クラシック業界に費やした人生の半分の歳月が崩れ去りました。私の15年間は、何だったんでしょうね。

人は、天の赴くままに、生きる・・・・

神様が送る風に導いてくれる時、そんな幸せに委ねているとき、
全く、違う風が吹いてきて、思っていた方向とは、全然、違う道を歩くことになることも人生ですね。