フィンランディアの風
フィンランディアの風に吹かれたら・・シベリウスの音が聞こえてくる・・
目を閉じて、湖の辺に立って、風に吹かれたら・・必ず感じるシベリウスの音。
我がスオミ・なんて、美しい国。
なんて、情緒がある心・・
日本に帰国してから、
なぜ、フィンランドなの?と質問された・・それは日本人と類似しているところがあるから・・
フィンランド人の心と日本人の心は同じウラル人。
命をかけて、フィンランドの文化を広めるなんて言ったけど・・
実際は、広めるために、全然、違うこともしないといけなかった・・
まず、他の国の芸術歌曲も、普通以上にうまく歌えないといけない。他のが出来ないから、珍しいフィンランドに行ったなんて思われたらとんでもないです。
日本に帰国してからは、自分の専門分野を封印しないと、生きていけなかった・・
あと、本当に、全然、違うこともしないといけなかった・・
光の裏には、必ず闇がある。
でもでも、神様、私にもう一度、力をください。出来ることなら・・
もう、一度、チャンスをください。
そう・・こうして、湖の辺にたつと、シベリウスの音が聞こえてくるね・・とおっしゃっられた前総理の言葉・・それこそが、フィンランディアの風に吹かれて・・
あの風に吹かれたことにしかわからない望郷の世界・・
天が作り出した神秘の調べ・・
すべての悲しい出来事を忘れさせてくれる風・・・