芸術の究極


この写真は、サンクトペテルブルクでとりました。共産主義っぽいでしょう?帝政ロシアの名残??外は悲しいほど白くて静か・・なのに、どうしてロシア人の演奏は情熱的なんでしょうか?どうも日本人が想像する情熱ととロシア人の解釈は違うみたいです。

ラフマニノフの微妙な揺れは、ロシア人とって、救いの魂らしいのです。

共産主義って、

全ての国民を犠牲にしても、芸術家を応援するのですよね?

いわいる、芸術家は、国の責任を背負っている共和党の広告塔。
誰だったけなぁ・・
イタリアの共和党の広告塔になったピアニスト、アシュケナージだっけ?

ロシアには、もと共産主義が残っているぅ・・
かといえば、ものすごい究極の芸術がある。

あの共産主義の時代に亡命したヴァイオリニストの名前は、何て言うのだっけ?

壮大なシベリアの土地に広がるラフマニノフの協奏曲第2番・・

モスクワのボリジョイバレエ・・白鳥の湖・・
でも、この白鳥の湖は、チャイコフスキーが、死んでから世の中に認められました。
芸術家って、そういう運命なのね。。とても美しい芸術・・

サンクトペテルブルクのレーロフ・オペラ・マリンスキー劇場
この写真は、サンクトペテルブルク。 ちょっと離れると共産主義の風景。

食べ物がまずしくても、寒くても、警察とマフィアがつながっていても、言葉が通じなくても、たったひとつの芸術を追い求めるために留学する・・

私の先生は、共産主義の時代に、ロシアの留学致しました。その時代、日本では捨てるようなキャベツを買うために3時間も並んだ と・・かと言えば、共産主義は、ヒットラーよりたくさんの人を殺したというから・・
いったいロシアは、なんという国でしょう。

その時代に、留学できるというのは、勿論、大使館関係のお嬢様でしたが、先生の家に住み込みだったらしいです。先生が日本にきたときに、この弟子はいける。と思ったらしく、(そうでないとこの共産主義の時代に留学できないよ)生活は、貧しくても、それに勝る芸術の心の満足感を求めて。

そういえば、中村紘子さんも旧ソ連の先生で、画家の池田満寿夫の奥さんヴァイオリニスト佐藤陽子さんも、旧ソ連で勉強したことあるんだっけ?今、ロシアに行っても怖いのに、その時代、行くのは、もっと怖いことあったかもー!
ある意味、北朝鮮と同じでしょう。国の主義に逆らったものは、容赦なく殺される。

人間の命よりも、国のシステムを守る方(共産主義という宗教)が、大切なのだから。
地下鉄は、北朝鮮の地下鉄を一緒・・あ・・でも、北朝鮮んも地下鉄も、ロシア人がデザインしたんだっけ?電車は、貨物電車みたいでした。

質問しました。「共産主義から資本主義に変わって、何が変わりましたか?」
答えは、「まず、物を買うための長蛇の行列がなくなったこと、街に異様に物が増えたこと」

数々の芸術家が育つ政治背景は、共産主義国家なんでしょうか?
ベルリンの壁が壊れる前の東ドイツもそうだというし・・
お金があるところにも一流は集まります。でも、それは、出来上がった芸術家が集まるのですよね・・

・・なんと究極の美と、究極の醜がある国でしょうか?